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父(昭和5年生まれ)の戦争体験 [気まぐれ日記]

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昭和16年、神戸にて戦争が始まる

まだ小学生だった父は戦争の意味が分からず、


そんなにも意識せずにいたが


昭和20年初め、神戸で中学生になった父は


学徒動員により、神戸の川崎工場で軍需物資を作らされる


その後、神戸空襲に遭い、焼け出される。


焼夷弾の嵐の中、死体を跨ぎながら助かり


長崎の松浦郡に疎開するが、


大村の川棚機密軍需工場に、またも学徒動員され


突然空襲に遭う。


その後、疎開先で戦争に耐え、8月・・・


同じ長崎だが、距離が離れていたため


原爆の被害はなかったものの、


遠くで凄いことが起きたと知らされ


終戦を迎えた。



そして焼野原となった神戸に戻り戦後の敗北と復興の中、高校生活を送った。

 


実家に帰省して、ニュースを見ていた


広島の慰霊碑の落書きの話から、


父が自分の戦争体験を話してくれた。

 

戦争は決してしてはいけない。

戦争の傷跡を決して軽んじてはいけない。


だから、こうして語り繋いでいかなければいけないことだと思う。


タグ:戦争
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コメント 8

こころ和み庵

現在放送されているNHK「カーネーション」やその前の「おひさま」で戦時中が描かれ、世界中で戦争が無くなって欲しい!!と
強く思います。

どうして同じ尊い人間同士から争いが無くならないのか・・・・、
とても悲しくなります。

繋いで下さった命のバトンをしっかり次に渡していきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
幸多き一年になりますように。
by こころ和み庵 (2012-01-05 11:35) 

yuko

こころ和み庵さん


明けましておめでとうございます。
番組ずっと見ています。父や母は自分たちの生きた時代を
重ねながら見ていると思います。
その時代に生まれ、戦争に加担したとはいえ、
願って一人一人自らが戦争を始めたわけでなく
いつの間にか日本が戦争になって、なぜ死んでいかなければいけなかったのか?
というこすら知らなかった国民ばかりだったといいます。
ということは、国のトップが判断を誤ったということでしょうかね?
どんな理由にせよ、戦争は人間のすることではありませんよね。
しっかりと私たちが過ちを伝えていき、悲しい思いをすることのない世界を
作らないといけないですね。

コメントありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します。^^
by yuko (2012-01-05 18:48) 

きしゅう

落書きのニュースは心痛みました。
いつだったか折鶴が燃やされた事件もありましたね。
去年、広島に行ったときも原爆慰霊碑に手を合せました。
そのとき近くで慰霊碑をバックに記念写真を撮っている若い女の子たちがいて
カメラに向かってピースサインしてました。
広島、長崎への原爆の投下が年月を重ねるごとに軽視される風潮になりつつあるのでは・・と危惧します。

by きしゅう (2012-01-05 20:34) 

yuko

きしゅうくん

折鶴・・・覚えてます。あれも哀しい心痛んだ事件でした。
数年前、私も広島行きました。
行きと帰りでは心の重さが違ってました。

長崎の平和公園はもっとズシンと心にきました。私の先祖の県ですからね。
それから、鹿児島の知覧特攻基地。これは・・・哀しすぎました。
沖縄のひめゆりの塔、資料館・・・。
 
戦争の爪痕は復興しなくてはいけないけど
後世にきちんとした形で残していくのも大切ですよね。
今は私たち親の世代も気薄になってる感じがします。
だから、若い人たちだけを責められませんね・・・。
by yuko (2012-01-06 10:45) 

小坊主つばめ

怖い思い・・辛い思い・・
語り継ぎ・・伝えなくてはいけないですね。
by 小坊主つばめ (2012-01-07 04:28) 

yuko

小坊主つばめさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

経験者しか分からないことが沢山ありますよね。
戦争の悲惨な経験は本当は思い出したくもないかもしれません、
でも、伝えてもらわないと、
私たちはまた同じ過ちを繰り返すかもしれませんよね。
by yuko (2012-01-07 14:05) 

OMOOMO

戦争ほど残酷なものはないですね。忘れてはならないです。
by OMOOMO (2012-01-08 18:10) 

yuko

OMOOMOさん

そうですね、人が人を殺めることがあってはならないです。
戦争も紛争も人間であるかぎり、話で解決出来るはずと私は思っています。
by yuko (2012-01-08 19:44) 

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